暴れる子供〜小学生の私が暴れていた理由〜
小学生の女の子が、家で暴れて手がつけられない。
学校では成績もよく優等生タイプ。性格も大人しく、問題児ではないのに。
もう何十年も前の話ですが、私はかつて、そんな小学生でした。
母親の髪を引っ張り、取っ組み合いのけんか。
ソファやテーブルをひっくり返す。
大声を出す。
ふとネットを見ていたら、かつての私のような子供を持ち、悩んでいる親御さんがいることに気づき、今回書くことを決めました。
決して親の悪口ではありません。
育て方が間違っているとかでもないと思います。
ただ私は少し繊細で、何にでも影響されやすい子供だったので、すべてのきっかけが、原因の種となり集まり、爆発させてしまったのだと思います。
今悩んでいる親御さんの、少しでもヒントになればと思います。
※あくまでも私の場合です。
病気の場合もあるようなので、それ以外の要因と1つとして参考まで読んでいただけたら幸いです。
〈子供が暴れる要因(私の場合)〉
目次
①自分のいるところで、他の親や子供に、自分のマイナスな話を言う
これは今でも記憶にあります。
「この子は甘えん坊で〜」とか、「この子は赤ちゃんだから〜」とか。
ひどいときには、友達の前で「家で暴れて困るのよ」とまで言われた記憶もあります。
親は何気なく話しているつもりが、子供の私は友達やそのお母さんがいる前で言われて、恥ずかしくてたまりません。
プライドが傷ついていたのかもしれませんね。
このことを親にやめてといった記憶もありませんが、とても嫌で恥ずかしい記憶として今でも覚えています。
②過保護&過干渉
少しでも学校から帰るのが遅くなると学校に電話してきたり、迎えにきたりする。
だから、①にも通じることですが、学校で母に会うのが嫌でした(笑)
③兄弟と比べる
テキパキしていて出来のいい姉がいて、マイペースな私はよく比較されていました。
私のことは「出来ない子」とレッテルを貼られているような感覚。
正直姉妹間が仲良かったので、当時はこの事自体はそこまで気にしていませんてましたが、もしかしたら、1つの要因になっていたのかもしれません。
④中学受験勉強
これはストレスの要因となっていたのは言わずもがな(笑)
学校から帰るとか友達とは遊べず、まっすぐ塾へ。
塾から帰ると勉強。
今の時代は中学受験する子供も増えていますが、私の時代は、田舎ということもあり、クラスに1人いるか、いないか。
周りが受験勉強していないのに、自分だけ自分の本位ではない学校を目指した勉強をさせられることはかなりのストレスだった気がします。
ただ、中学受験して入った学校はとても自分に合っていたので、結果良かったのですが、この記事の内容だけでみるとそんなことは後付の話。
当時は勉強が本当に嫌だったなぁという思いが根強く記憶されています。
⑤学校でいじめに合っている
私の場合は、軽くからかわれる程度でしたが、一部の男子と一人の女子から毎日、筆箱や上履きを隠されたりされていました。
髪ゴムをとられて、ぐじゃぐじゃにされたこともあります。
リコーダーをバラバラにされて隠されたこともあります。
当時は大して気にしていないように思っていましたが、実はこのことは一番の引き金になっていた可能性があります。
学校での出来事は親にはまったく見えないこと。まさに自分一人で抱え込み易い状況になります。
かといって、この事実を、「あなたいじめられてるの?」とあけすけに聞かれることは、当時の私にとっては、とても恥ずかしいことで、素直に親に話せることではありませんでした。
以上が私の体験談から考えられる「子供が暴れる要因」です。
多分、少しだけ、親が子供の立場になって、気持ちに寄り添って動いていてくれたら、状況が変わっていた部分もあったかもしれません。
私が「暴れていた」のは、自分で抱えていた無意識のストレスを、親が汲み取ってくれなかったからかもしれません。
今となってみればはっきりとはわかりませんが。
私は大体小学生5,6年生がひどかったように思います。
中学に入り、環境も変わり、徐々に治まりました。
もし今悩んでいる親御さんがいたら、少しでも参考になれば幸いですが、このことを一人で抱え込まず、子供がいない所で、子供に気づかれないように、他の人に相談してみるのがいいかなと思います。