KIKOの子育てブログ 時々甥っ子登場

4歳&1歳の2児のママです(^‐^)子育て中の悩みや、自身と子供のアトピーのことなどを体験談をもとに、書いていきたいと思います。また仲良しの姉の、小学生の息子の中学受験のこともたまに書いていきたいと思います。皆さんのお役にたてると嬉しいです。

破水から、陣痛→緊急帝王切開に至るまで~陣痛の痛み VS 帝王切開後の痛み どちらが痛い?

 前回の記事では、2度の「卵膜剥離(らんまくはくり)」後、陣痛ではなく「破水」した体験を紹介しました。



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今回は、破水し緊急入院から、「陣痛促進剤使用→結局帝王切開」による出産までの過程を紹介していきたいと思います。
併せて、せっかく陣痛も帝王切開も経験したので、両者の痛みを比較しながら検証していきたいと思います。






目次

【陣痛促進剤による陣痛】

丸1日たっても自然陣痛が起こらなかったので、翌日早朝から陣痛促進剤で陣痛を促すことにしました。 





私の場合、点滴による投与だったのですが、朝ごはんを途中までは余裕で食べられていたのに、痛みがだんだん強くなり、最後のデザートがどうしても食べられなかったというどうしようもない記憶が鮮明に残っています。

陣痛の強さをコントロールする「数値」をだんだんと上げていかれ、その「数値」の上昇とともに私の心が雄たけびを上げていましたが、その雄たけびが外に漏れないようにするのだけは必死でした。

大体朝8時半くらいから11時半くらいまで、促進剤が使われ、その間、看護師さんが子宮口の開き具合を確認しにきましたが、結局マックスで3センチしか開かず、先生がやってきました。

ちなみに出産の痛みとはこの陣痛の痛みのことを主に言うと思うのですが、この3~4時間だけですが、経験から例えるなら、私的には生理痛の1000倍くらいの痛みでした。

別の知人は、「強烈な下痢の波が何度も訪れては、どんなに頑張ってもうんちがでない。それなのに、波だけは断続的にくる」ような痛みと例えていました。

両者に共通することは、どちらも、居ても立っても居られない痛みということ。

私はあの陣痛の間は、主人に一瞬手を握られましたが、それでさえ正直鬱陶しい(笑)ほどに、痛みが支配していました。

そして、私がこの陣痛の中で最も痛いと感じた瞬間は、「看護師さんが定期的に子宮口の開き具合を確認しに来る作業」。

私は点滴による促進剤だったためが、陣痛の波が画面のようなものから読み取れるらしく、その痛みの波がマックスになった瞬間に手を入れられて確認されるのです。

これには思わず「いたーーーい!!」と切れ気味に叫んだら、「これが産むときの痛みだから!!」と返されました。

なるほど。

これで実際産んだわけではないけれど、これが出産の痛みなのね、、と、その時うっすら思った記憶があります。

【緊急帝王切開

先生が現われると、主人と私は「破水してから48時間たつ前に、安全に赤ちゃんを出してあげた方がいい」と伝えられ、はっきりとではなく、それとなく「帝王切開」を勧められました。

説明を受けている時も、陣痛促進剤の点滴はしたままの状態のため、もはや痛みで吐きそう。
私は間髪入れず「切ってください!」と言ってしまいました。
こういう時に、もう少し頑張ります、と言える方は本当に根性があって、すごい女性だと思います。

この時は初めての出産でもちろん、帝王切開の痛みなど知る由もなかったこともありますが、とにかくこの目の前の痛みから解放されたい一心でした。


そして、ここからは午前中の長く長く感じられた陣痛の時間が嘘のように、あっという間に時間が過ぎていくことに。

帝王切開が決まった11時半には陣痛促進剤の点滴が切られ、ようやく、あの恐ろしい痛みから解放されました。
(あの時は、普通に息を吸えるように戻ったことに感動を覚えた記憶あり。)

そして、13時からの手術に備え、手術室に案内されました。

そこでの恥ずかしい記憶は今でも詳細に覚えています。

看護師さんに、「下着も全部とって、手術台に上がってね」と声掛けされ、

「え?破水してるんですけど、、」「そうだった。じゃあパンツだけ履いていてね」

というやりとり後、おっぱい丸出しで、複数の看護師さんたちの横で手術台へ。

先生がくるまで、多分30分くらいでしょうか。
その時間が本当に恥ずかしかったです。

例えるなら「まな板の上の鯉





看護師さんたちは慣れているので、私のそんなあられもない姿に、多分毛布か何かかけてくれたとは思いますが、もう先生がくる時間だということで、結局すぐにそれを取られてしまった記憶もあります。

そして、いざ先生が来て、手術開始。

途中で気分が悪くなり、吐き気止めを投与されたりしながら、赤ちゃんに会えたのは手術開始から30分後くらいだったと思います。

正直「感動」はあまりなく「やっと生まれたか」と思ったのですが、無意識に涙が頬を伝ったのを覚えています。
↑これが母性の誕生なのか?!

【出産(帝王切開)後の痛み】

そしてここからが「帝王切開出産」の本当の意味の戦い。

つまり「産んでからの痛み」です。

手術当日
麻酔の影響で、麻酔が徐々に切れていったもお腹の痛みで、起き上がることもままならず。
でも寝返りなどはしてね、という無理難題をつきつけられながら、興奮状態のせいもあったのかほとんど眠れない夜を過ごしました

足には血栓予防の機械をつけられていることもあり、余計寝返りなんてできず、夜中に定期的に来てくれる看護師さんが体の向きを変えてくれました。

2日目
とにかくお腹が痛い。
座っていること。ご飯をたべること。笑うことさえも痛くてお腹を押さえました。

そして、なんとなく便意をもよおすのに、出せない辛さで、別の腹痛もこの日から襲ってきました。

3日目
徐々に食事も普通食に戻っていき、院内の部屋から2分のレストランまで歩いていく、その作業すらしんどい。

4日目~8日目の退院日まで
4日目からは徐々に痛みがましになっていきました。

痛みに慣れてきたのもあるけれど、確実に日に日に痛みはましになっていきます。

ただ便秘は続き、その不快感は残ります。

抜糸なんかは正直ちくちくしただけで、なんともなかったです。

退院の日は、お腹は痛いけれど、普通に歩けるまでになりました。

帝王切開の傷口の痛みは、私の場合2か月くらいたったら、いつの間にか忘れてしまったので、痛みを感じたのは1か月くらいの間だけでした。

退院後は、傷口の痛みよりもむしろ「後陣痛」の痛みに、約2週間ほど悩まされました。

お腹を抱えて思わず息をとめてしまうような痛み=それが後陣痛でした。


陣痛の痛み VS 帝王切開後の痛み 

私にとっては圧倒的勝者は、「陣痛」でした。
(もちろん個人差はあると思います)

なぜならば、帝王切開」の痛みはとりあえず「目をつぶって安静にしていられる」
でも「陣痛」は「目をつぶって安静に動かないことすらできない。かと言って何もできない」言わば「耐えられない痛み」だからなのです。


つらつらと書きましたが、この1人目で経験した陣痛も、2人目では経験せず、帝王切開の痛みも、2人目では、ほとんどその痛みを引きずりませんでした。

1人目に比べ、2人目の出産がかなりあっけなく感じたくらいです。

人によって出産の大変さは異なると思います。

でも、この山を登り切ったら、見えてくる景色は想像以上に、素晴らしいです。
その事実だけは、陣痛だろうが、術後の痛みだろうが、なにものにも邪魔されない紛れもない真実なのです。